細き縄

ひとり、

はだかで、

立つ。

地を踏む足・・・、そこから天へ向けた一筋の細い縄。

それは、私のすべて、

・・・身体。

ここまでひとつひとつ編んできた縄、

勿論、編み直しなどできない。

しかし、

恥ずかしさも、恐ろしさも、孤独も忘れ・・・

前へ・・・

隠すことなどしまい。

私は、

私でしかない。

細きこの縄を編んでいくのは、

この私でしかないのだ。

私は、

いま、

目を閉じ、

はだかで立つ。

コメント 4

「一切の虚飾を捨て、裸の自分をさらけ出して物事に対峙する時。
最高の強さを発揮できる」
そう思います。
Merche様のこの詩がまさにその姿ですね。
by 青い鳥 (2008-08-01 07:17) 

UCASHIプロジェクトの設立、おめでとうございます。
by TaekoLovesParis (2008-08-02 02:08) 

すべてを捨て去る潔さをもてたなら・・・迷いは強欲のあらわれでしょうか・・・
by echo (2008-08-05 03:40) 

この言葉を・・・・。

人は元々一人。

この言葉に私はとても救われました。誰かがいる安心感や、居ないから孤独だとか、そんな言葉では言い尽くせない。深い意味がありました。
そうだ人は最初から一人なのだ・・・。と。


by 月と、 (2008-08-13 22:06)